【アロマテラピー】セミナー受講レポート/精油の有効性、安全性と最近のトピックス(3)



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ビデオセミナーは聞き取れなかったところを停止して、巻き戻すことが出来るので、
メモを取るのに非常に便利です。


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以下はアロマチャンネルで受講したセミナーのレポート、というかメモと補足事項です。
参考になれば嬉しいです。



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精油を勉強したことがない人には、何が何やら・・・な内容かも知れません

セミナーにはなかったのですが、少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいなあと、

「ああ、そうかも」と思うような内容を少し加えています(★★の部分)



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精油の有効性、安全性と最近のトピックス
講師/グリーンフラスコ代表 林 眞一郎氏



レポート(1)は、こちら→★
レポート(2)は、こちら→★





【精油成分の構造分類と作用】


<モノテルペン炭化水素類>


●リモネン、ピネン、ミルセン
揮発性が高い
酸化しやすい※特にリモネン※
酸化したものは刺激性が生じる

★★ ちょこっと脱線 ★★

当方では、湯船に精油を直接垂らすことを勧めていません

肌への刺激が強い精油があるからです。
天然塩と混ぜてバスソルトを作る、
もしくは化粧用植物油と混ぜてバスオイルを作ってから湯船に
入れると、
肌に優しくて安心です。
※使用期限内の精油を全身浴MAX5滴、半身浴MAX3滴を守っていることが前提※

湯船に精油を垂らす話を入れたのは、よく質問されるからです

「オレンジが好きでお風呂に入れたのですが、ピリピリして・・・」
オレンジに限らず、柑橘系の精油で同じ質問を受けます。

このリモネンの性質を理解していると分かりやすいと思います。
酸化は空気に触れることによって起こります。

柑橘系精油(リモネンが多い)を瓶から垂らす →精油が空気に触れる 
→酸化が始まる →刺激性が生じる →肌がピリピリする

の流れ、かと。

ちなみに、これはお風呂だけに限ったことではありません
柑橘系精油が瓶から出す=空気に触れる=酸化が始まる ので、

柑橘系精油を使う時は皮膚に刺激があるかも?と思って使った方がよい

です。
具体的には、
●規定量の半分から始める
●肌へ刺激があった場合は使用を中止する

などしてくださいね~。
★★★★★★★★★


<セスキテルペン炭化水素類>


●カマズレン(Gカモミール、青い色)消炎成分、ビサボレン、カリオフィレン(クローブ)
揮発性が低い、匂いが強い


<モノテルペンアルコール類>


●リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、ボルネオール、
 メントール、テルピネン-4-オール(免疫賦活)
抗菌、抗ウイルス、免疫賦活、緩和・調整作用
侵襲性(しんしゅうせい;身体に及ぼす物理的負担や影響の大きさのこと)が低い


<セスキテルペンアルコール類>


●ビサボロール、パチュリアルコール、キャロトロール、ネロリドール、ファルネソール、
●サンタロール(抗菌を目的とした泌尿器系の薬にこの成分が使われていたことがある)
分子構造が大きい、消炎作用
侵襲性(しんしゅうせい;身体に及ぼす物理的負担や影響の大きさのこと)が低い


<ジテルペンアルコール類>


●スクラレオール、マノオール(サイプレス)
ホルモン調整作用


<フェノール類>


●チモール、カルバクロール(タイム)→免疫賦活、オイゲノール(クローブ)→抗菌力が強い
侵襲性(しんしゅうせい;身体に及ぼす物理的負担や影響の大きさのこと)が高い
皮膚、粘膜への刺激がある
肝毒性や神経毒に注意が必要


<アルデヒド類>


●シトロネラール、桂アルデヒド、シトラール
たんぱく質と反応してアレルギー反応をおこす可能性がある
酸化しやすい
抗菌、防虫作用がある


<ケトン類>


●カルボン、メントン、カンファー、プレゴン、フェンコン、ツヨン
結晶化しやすい
脂肪分解作用→ヌートカトン(GFに含まれる成分)


<エステル類>


エステル=リラックス=甘くフルーティーな香り
サリチル酸メチル/エステルでもあるがフェノール類にも属する
           フェノールは肝毒性に注意

           バーチ、ウィンターグリーンなどがサリチル酸メチルが多い
Cの炭素の数が多いほど鎮静作用が強い
クラリセージは酢酸リナリルが多い(リラックス作用が強い)
ラベンダーで言うと、山の上に生えているものの方がエステルが多い
             山の下の方がカンファーなどの含有量が増えてくる



<クマリン>


クマリン、フロクマリン類は分子量が大きいため蒸留法では回収されない
 →そのため柑橘系だが、ネロリには光毒性への注意が必要ない
※ネロリは水蒸気蒸留法
その他の柑橘系は圧搾法のため、フロクマリン類が含まれてしまう

●サクラの葉っぱ(クマリン)、アンジェリカ(アンゲリシン)
  /高揚作用(沈んだ気持ちをUPさせる、気持ちを高揚させる)
クマリン系は上手に使えば便利
認知症にもよい?

★★ ちょこっと脱線 ★★
花見の季節は終わってしまいましたが、

桜の木の下で気分が高揚するのは、このクマリンのせいかも?

花見をしながらお酒を飲まないのでよくわからないのですが、
もし、花見の時のお酒の方が他の時のお酒より気分が上がるなら、
それはやっぱりクマリンのせいかも?
★★★★★★★★★


<オキシド類>


●1,8シネオール
去痰作用
医薬品としてのユーカリ油が既に日本にはある

★★ ちょこっと脱線 ★★

1,8シネオールに去痰作用がある、ということは、
痰を取り去るために咳が出やすくなる

ということになります。
自力で痰を切れなくても咳をすることでできる人と、
咳をしても痰が出しにくい人がいます。
後者の場合、

痰は出ないわ、咳は出るわ、の状態が続くと
喉の炎症を悪化させかねないので、注意が必要

です。
★★★★★★★★★



レポート(4)は、こちら→★
レポート(5)は、こちら→★







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This article was written by https://www.fukumasu.net
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